“達磨大師”の読み方と例文
読み方割合
だるまだいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その達磨大師だるまだいしの右の足もとに、印章が一箇してある。かつて、真物にも偽物にも、見たことのない角印で、宮本二天之印とある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
す。りよう武帝ぶてい達磨大師だるまだいしに問ふ。如何いかんこれ仏法ぶつぽう云ふ。水中の河馬かば
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこでかれは、腰へ手をまわし、少しなかを丸くして、しきりにかべをにらんでいる。達磨大師だるまだいしのごとく、いつまでもあきないようすで、一心に壁とむかいあっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)