“菩提達磨”の読み方と例文
読み方割合
ぼだいだるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらの言い伝えによれば、禅の始祖迦葉はその奥義を阿難陀あなんだに伝え、阿難陀から順次に祖師相伝えてついに第二十八祖菩提達磨ぼだいだるまに至った。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
その室は、中央の壁の凹所おうしょ、仏壇の後ろに禅宗の開祖菩提達磨ぼだいだるまの像か、または祖師迦葉かしょう阿難陀あなんだをしたがえた釈迦牟尼しゃかむにの像があるのを除いてはなんの飾りもない。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
僧らは菩提達磨ぼだいだるまの像の前に集まって、ただ一個のわんから聖餐せいさんのようにすこぶる儀式張って茶を飲むのであった。この禅の儀式こそはついに発達して十五世紀における日本の茶の湯となった。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)