“淫奔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんぽん50.0%
いたずら40.0%
いたづら6.7%
おいた3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淫奔いんぽん、汚濁、しばらくのも神の御前みまえに汚らわしい。いばらむちを、しゃつの白脂しろあぶらしりに当てて石段から追落おいおとそう。——があきれ果てて聞くぞ、おんな
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分と省作との関係を一口に淫奔いたずらといわれるは実に口惜くやしい。さりとて両親の前に恋を語るような蓮葉はすっぱはおとよには死ぬともできない。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
六三ろくさいとまつたくより、こヽろむすぼほれてくることく、さて慈愛じあいふかき兄君あにぎみつみともはでさし置給おきたま勿体もつたいなさ、七万石ひちまんごくすゑうまれておやたまとも愛給めでたまひしに、かはらにおとる淫奔いたづらはづかしく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
若いうちは有りがちでございますから、まア/\淫奔おいたは出来ませんものでございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)