“追落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいおと25.0%
おいおとし25.0%
おひおと25.0%
おひおとし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淫奔いんぽん、汚濁、しばらくのも神の御前みまえに汚らわしい。いばらむちを、しゃつの白脂しろあぶらしりに当てて石段から追落おいおとそう。——があきれ果てて聞くぞ、おんな
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不意に貴辺あなたにお出逢い申したに就いて、ていい怪談をいたし、その実、手前、峠において、異変なる扮装いでたちして、昼強盗、追落おいおとしはまだな事、御婦人に対し
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
立今こそ肥前屋の旦那などと横柄面わうへいづらをして居れども元はといへばおれと同樣に人をゆすり取又は追落おひおとしをしたる事もあり今己が斯の如くおちぶれたればとて其よしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞權三も反起はねおき打連立うちつれだちて表へいで昨夜ゆうべ此所ここにて何か洗し樣子なるが夜中といひ合點がてんゆかずと見れば天水桶てんすゐをけそばは血にそみなかの水も淡紅もゝいろになりて居る故不思議に思ひ我々が歸ると勘太郎もすぐつゞい這入はひりしがたしかに勘太郎なるべし喧嘩の戻りかたゞし追落おひおとしでもしたか生得しやうとく惡黨あくたうなれば夜稼よかせぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)