“淫猥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんわい85.7%
いや9.5%
みだら4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこはある半羊神が百万の富者になり卑しいチュルカレーがプリアプ神になったという話しにふさわしい、淫猥いんわい陥穽あなだった。
の舶来の舞踏など、余程高尚な積りでおるかは知らぬが、その変梃へんてこな足取、その淫猥いやらしき腰は、盆踊りより数倍も馬鹿気たものである。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
散所芸人たちの野芝居は、野卑で、淫猥みだらで、人間の皮をいて見せるように開けッぴろげな芸であったが、しかし少しも暗くはなかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)