“たてひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
達引95.7%
立引4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中には自分が達引たてひいて間夫を泊まらせ、明日の晩たくさん稼ぐから、今夜はタダで遊ばせてよとハッキリ言う女もあるそうな。
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)
長く彼様あんな事をしていても甚藏さんも詰らねえじゃアないか、兄弟分の友誼よしみで此の事はいわないと達引たてひいて呉れるなら、生涯食える様に百両遣ろうというのだ、百両貰って堅気に成りねえ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
逆に、女に、立引たてひかした位におもったでしょう。……いゝえね、ほんというと、もう少しどうにかなった男だと思ったのよ、はじめ、電車の中では。
三の酉 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)