“端下”の読み方と例文
読み方割合
はした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この下屋敷には、大町備前のほかに、侍が七人いるほか、男は小者だけで、あとは奥女中十三人、おすえ端下はした四十七人という、女ばかりの生活であった。
ありとあらゆる端下はした仕事をして、臺所の殘り物、酒場のしたみを頂戴して肥るという徒輩である。
駅伝馬車 (旧字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
今から思えば嘘のようでもあるが、その五十六銭がわれわれに取っては相当の大金で、僕は五十銭しか持っていないから端下はしたの六銭は君が出してくれ給えなどと言うようなこともあった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)