“下端”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かたん22.2%
した22.2%
したっぱ22.2%
したは22.2%
したば11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“下端”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸8.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼女はその靴のひもを、博士のズボンの下端かたんにまきつけてしばった。ズボンが靴をはいたように見える。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しばらく門前で休息して、この敲子の下端かたんをこつこつと戸板へぶつけると、内から開けてくれる。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その上、せた唇の下端したには、よだれが今にも落ちそうにたたえている。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「無論僕は、あの手燭の実際について想像しているんだよ。知っての通り、残蝋が鉄芯の止金を越えて盛り上っている。だから、糸芯の周囲の蝋が全部熔け落ちてしまうと、芯が鉄芯にくっついて直立して、下端したのわずかな部分だけが、熔けた蝋に埋まると云う形になるだろう。」
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
うまれからのくるわものといえども、見識があって、役者の下端したっぱだの、幇間ほうかん真似まねはしない。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし、田舎まわりの新聞記者の下端したっぱじゃあ、記事で、この銅像を礼讃することを、——口惜くやしいじゃあないか——余儀なくされるばかりで。
銅の下端したはが広がっている形なので「端広はびろ」と呼んだのではないでしょうか。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
落ちたところ——かりにこの出来事が、天守の五重目の上とすれば、石垣が東側の地形じぎょうから土台まで六間五尺あって、北西の掘底から、土台までは十間あり、天守は土台下端したはから五重の棟上端うわはまで十七間四尺七寸五分あり
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お前の竿では其処そこに坐っていても別に甲斐があるものでもないし、かえって二間ばかり左へ寄って、それ其処そこに小さいうずが出来ているあの渦の下端したばを釣った方が得がありそうに思うよ。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)