“したば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シタバ
語句割合
下葉71.4%
下端14.3%
下齒14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏の晴夜は、けるにしたがって露がしげって、下葉したばに溜まった水粒が、ポタリ! 草を打つ音が聞こえる——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お前の竿では其処そこに坐っていても別に甲斐があるものでもないし、かえって二間ばかり左へ寄って、それ其処そこに小さいうずが出来ているあの渦の下端したばを釣った方が得がありそうに思うよ。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御米およねおれしやう餘程よつぽどわるいとえるね。うやると大抵たいていうごくぜ」と下齒したばゆびうごかしてせた。御米およねわらひながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)