“下端(した)” の例文
だから、糸芯の周囲の蝋が全部熔け落ちてしまうと、芯が鉄芯にくっついて直立して、下端(した)のわずかな部分だけが、熔けた蝋に埋まると云う形になるだろう。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その上、褪(あ)せた唇の下端(した)には、涎(よだれ)が今にも落ちそうに湛(たた)えている。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)