“地形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちけい39.3%
じぎょう28.6%
ヂギヤウ10.7%
ちぎょう10.7%
ぢぎやう7.1%
ちぎやう3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この大小だいしよう差違さい地震ぢしん性質せいしつにより、また關係地方かんけいちほう地形ちけい地質ちしつとうによつても一樣いちようではないが、多數たすう場合ばあひ平均へいきんしていふならば、主要動しゆようどうたる横波よこなみ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
虫を抑えて、仕事へ癇癪かんしゃくをうちこんだのが、能率をあげた一因かもしれない。地形じぎょうはほぼすみ、底石をしき、鏡の入れてある石棺せっかんまでうずめこんだ。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おひ/\境内になる土地の地形ヂギヤウの進んでゐる最中、その若い貴人が、急に亡くなられた。さうなる筈の、風水フウスヰソウが、「まろこ」の身を招き寄せたのだらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
十六年前新築のさいに、これも大工らに笑われながら、地形ちぎょう固めに念を入れたり、柱や梁や桁の間を筋交すじかいで綴じ合わしたりしておいたためなのだ。
震災日誌 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
「そないにやにこい普請やない。裏の地形ぢぎやうさがつて、柱が開きよつた。……直ツきに元の通り出ける。何んでもない/\。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
家の建たぬ前に、既に屋敷廻りの地形ちぎやうが出来て、見た目にもさつぱりと、垣をとり廻して居る。土を積んで、石に代へた垣、此頃言ひ出した築土垣つきひぢがきといふのが此だなと思つて、ぢつと目をつけて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)