“じぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
事業54.5%
地形36.4%
地行4.5%
自形4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この事業じぎょうにして果たして社会に必要あるものならば、それ相応の需要じゅようあらわれて、この会社も相応に繁昌はんじょうし、その結果相応の利益を得る。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
石垣が東側の地形じぎょうから土台まで六間五尺あって、北西の掘底から、土台までは十間あり、天守は土台下端したはから五重の棟上端うわはまで十七間四尺七寸五分あり
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塔は何より地行じぎょうが大事、空風火水の四ツを受ける地盤の固めをあれにさせれば、火の玉鋭次が根性だけでも不動が台座の岩より堅く基礎いしずえしかとえさすると諸肌もろはだぬいでしてくるるは必定ひつじょう
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
祖父さまは娘の福慈の神のつれない待遇を恨まれ、娘の神に詛いをかけたのみか、執着は、峯のしら雪に消え痕ともなって自形じぎょうの人型をとどめられた。それは稚気と、未練であるでもあろう。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)