“需要”の読み方と例文
読み方割合
じゅよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は会社は世の有為ゆういなる青年に向かって入ってくれと頼むようにも思われる、いわゆる需要じゅよう供給きょうきゅうとの相互に応じ合ったことである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
どこへ需要じゅようされてゆくのか、古道具屋のちりうずまったまま永年一朱か一でも買手のなかった鈍刀や錆槍さびやりまでが、またたく間に影を潜めてしまった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして蝸牛の需要じゅようは秋から冬にかけてであるため、その頃になると蝸牛は土の中にもぐってしまうから、養殖者は丁度ちょうどいもを掘るように木の棒で掘り出さなければならない。
異国食餌抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)