“有為”のいろいろな読み方と例文
旧字:有爲
読み方(ふりがな)割合
ゆうい82.6%
うい8.7%
いうゐ4.3%
エフィシエント4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし高貴な有為ゆういな精神というものは、認識のもつ鋭いにがい魅力に対して、最も早く最も徹底的に、鈍感になるものらしい。
畢竟ひっきょう私の安心決定けつじょうとは申しながら、その実は私の朋友には正直有為ゆういの君子が多くて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
有為ういの天下は眼前に落ちきたる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(『勝鬘経しょうまんきょう』に曰く、「世間の言説のゆえに、死あり生あり。死とは諸根のするなり。生とは新たに諸根の起こるなり。如来蔵にょらいぞうに生あり死あるにはあらず。如来蔵は有為ういの相を離る、如来蔵は常住にして不変なり」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「イヤ、例令たとへ如何なる事情があらうとも、此の軍国多事の際、有為いうゐの将校に重傷を負はしむると云ふは容赦ならぬ」と、言ひつゝ将軍はなゝめに篠田の後影をにらみつ、「何して居る、いづれ善からぬ目算致して居るのであらう」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「いや、一しょにすべきものだ。成程天才は有為エフィシエントだろう。狂人は有為エフィシエントじゃないに違いない。が、その差別は人間が彼等の所行しょぎょうに与えた価値の差別だ。自然に存している差別じゃない。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)