“ゆうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有為88.0%
雄偉8.0%
幽偉4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故郷を立ち出づる前にも、わが有為ゆういの人物なることを疑わず、またわが心のよく耐えんことをも深く信じたりき。ああ、彼も一時。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「光明優婆塞ならもっともっと風采雄偉ゆういであるべき筈だ」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
利根川の幽偉ゆういにして、抱擁力の豊かな姿を想うと、温かき慈母のふところに在るなつかしさが、ひとりでに胸へこみあげてくる。私は、幼いときから利根川の水を呑んだ。泳いだ。そして釣った。
利根の尺鮎 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)