“じゅよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
需用46.7%
需要26.7%
寿夭13.3%
受用6.7%
樹葉6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渋い顔には相違なかったが、それはのどの奥から手の出そうな渋い顔だった。発声蓄音機の方は成功したところが、そう需用じゅようのたくさんありそうなものではない。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
どこへ需要じゅようされてゆくのか、古道具屋のちりうずまったまま永年一朱か一でも買手のなかった鈍刀や錆槍さびやりまでが、またたく間に影を潜めてしまった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家主、職は柱下に在りといえども、心は山中に住むが如し。官爵は運命に任す、天の工あまねし矣。寿夭じゅよう乾坤けんこんに付す、きゅういのることや久し焉。と内力少し気燄きえんを揚げて居るのも、ウソでは無いから憎まれぬ。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もちの木坂の裏道から、樹葉じゅようを分けて駈け登ってきた編笠あみがさの男。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)