“このは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コノハ
語句割合
木葉94.7%
樹葉2.6%
此葉2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木葉このはも草花も猶地上にあり。されど當時織り成したる華紋は、吾少時のさいはひと倶に、きのふの祭の樂と倶に、今や跡なくなりぬ。
秋風あきかぜ樹葉このはをからさんはあすのこと。野も里もなべてに霜の置きけば草のいのちも消えつきて、いましが宿もなかるべし。花をあさるは今のまの、あはれ浮世の夢なりけり。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
自分には此葉このはという好きな若いがあったけれど、何となく、雛妓の豆菊もまた好きで、側においても邪魔にはならないので、いつも、来るたびに呼んでいた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)