“こつぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木片55.6%
木裂11.1%
木端11.1%
木葉11.1%
粉葉11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木片こつぱに火を移す工合迄、これも教はつた通り一定してゐるので、決して出來不出來はなかつた。
蓋の上に、焼けた鮭を手でつかんで入れると、またやかんをかけて、小さい木裂こつぱを七輪につつこんだ。
下町 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
木裂こつぱの細かくさゝけたところをはがして、それを妻楊枝にしながら
下町 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
「板庇がこはれて、木端こつぱが路地に落ちて居るから、その見當に間違ひはねえつもりだ。ところで、此の小屋の庇から、隣の空家の屋根までは一間半はあるだらう、あれだけ無造作に飛付ける人間は、此處に幾人居るんだ」
君、山木はの同胞新聞とか云ふ木葉こつぱ新聞の篠田ツて奴に、娘を呉れて遣る内約があるンださうぢやないか、失敬ナ、篠田——彼奴あいつ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「さうしたらあの氣詰きづまりな丸善も粉葉こつぱみじんだらう」
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)