“木片”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きぎれ42.0%
こっぱ20.0%
もくへん12.0%
こつぱ10.0%
こば6.0%
ききれ2.0%
きぎ2.0%
きのきれ2.0%
こッぱ2.0%
ぼくへん2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“木片”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語4.7%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
雨降がつづいて、木片きぎれ鋸屑おがくずの散らかった土間のじめじめしているようなその店へ、二人は移りこんで行った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「おい、なんでもいいから、護身用になる木片きぎれでもナイフでも用意しろ。貝谷は銃を大切にしろ。銃は一挺しかないんだからな」
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
木片こっぱは飛んで疾風に木の葉のひるがえるがごとく、鋸屑おがくず舞って晴天に雪の降る感応寺境内普請場の景況ありさまにぎやかに
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あっしの方はモットおかしいんで……あっしはこれでも小手斧こちょうなの癇持ちでげして、小手斧こちょうな木片こっぱが散らかるのが大嫌いでげす。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
木片もくへん井桁いげたにくみあわせたいかだのよなものであった。そのうえになにが入っているのかはこがのっている。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頭をごつんとぶっつけた。木片もくへんであった。犬がすぐそばでえつづけた。玉太郎は完全に正気にかえった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はつよきの音、板削る鉋の音、孔をるやら釘打つやら丁〻かち/\響忙しく、木片こつぱは飛んで疾風に木の葉の飜へるが如く
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
カアネエギイは木片こつぱのやうな事務員でも、大抵は自分がぢかに会つた上で撰好えりこのみをする。
建てかけの家の屋根の木片こばぶきだけのところが霜でもおいたように白く月光にぬれ光っていて、目にのこる夜景でした。
柿の葉の濡れてかぶさる木片こば屋根やねに夜ふけて来る月のかげあり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
眼中に木片ききれ飛込とびこむも構わず、恐れかしこみてこそ作りたれ、恭敬三昧きょうけいざんまいうれしき者ならぬは
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
どての蔭へ寄って、武蔵は、そこらの枯れ枝や木片きぎれや、燃えそうな物をあつめた。燧打石ひうちいしって、小さな炎とするまでには、実に克明な丹精と辛抱がるのだった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鋪板ゆかを這ひて窓の下にいたり、木片きのきれありしを踏臺にして窓に上りぬ。
かぢ「それじゃア疲労くたびれてるだろうから、あの二畳へ往って木片こッぱを隅の方へ片付けて、薄縁うすべりを敷いてお
遺跡發見物中にははいも有りけたる木片ぼくへんも有りてコロボツクルがようを知り居りし事は明なるが、鉢形はちがた鍋形なべがたの土器の中には其外面のくすぶりたる物も有れば、かし、食物を或るはあつものを作る事の有りしをも推知すいちせらる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)