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惶
ふりがな文庫
“惶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あわ
32.8%
あわただ
29.7%
おそ
20.3%
かしこ
6.3%
かしこま
4.7%
あは
3.1%
あわた
3.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわ
(逆引き)
極めてゆるやかに、極めて軽やかに梶棒を上にしてひっくり返った。私をのせた若い車夫は
惶
(
あわ
)
てて体を反らせ、惰力を制して止った。
突堤
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
惶(あわ)の例文をもっと
(21作品)
見る
あわただ
(逆引き)
立山の絶頂では、
室堂
(
むろどう
)
をすぐ脚の下に眺めながら、なぜあのように淋しい頼りない思いに堪え兼ねて
惶
(
あわただ
)
しくかけ下りたのか。
秩父のおもいで
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
惶(あわただ)の例文をもっと
(19作品)
見る
おそ
(逆引き)
そも何事の起れるや、問ふ人のみ多くして、答ふる者はなし。
全都
(
ぜんと
)
の民は夢に夢見る心地して、只〻心安からず
惶
(
おそ
)
れ
惑
(
まど
)
へるのみ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
惶(おそ)の例文をもっと
(13作品)
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▼ すべて表示
かしこ
(逆引き)
ここに天皇、その御子の建く荒き情を
惶
(
かしこ
)
みて、詔りたまひしく、「西の方に
熊曾建
(
くまそたける
)
二人
五
あり。これ
伏
(
まつろ
)
はず、
禮旡
(
ゐやな
)
き人どもなり。かれその人どもを取れ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
惶(かしこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
かしこま
(逆引き)
今朝
(
けさ
)
から
美登利
(
みどり
)
の
機嫌
(
きげん
)
が
惡
(
わる
)
くて
皆
(
みん
)
なあぐねて
困
(
こま
)
つて
居
(
ゐ
)
ます、
遊
(
あそ
)
んでやつて
下
(
くだ
)
されと
言
(
い
)
ふに、
正太
(
しようた
)
は
大人
(
おとな
)
らしう
惶
(
かしこま
)
りて
加减
(
かげん
)
が
惡
(
わ
)
るいのですかと
眞面目
(
まじめ
)
に
問
(
と
)
ふを、いゝゑ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
惶(かしこま)の例文をもっと
(3作品)
見る
あは
(逆引き)
考へ事をして歩いてゐたれば不意のやうに
惶
(
あは
)
ててしまいました、よく今夜は来て下さりましたと言へば、あれほど約束をして待てくれぬは
不心中
(
ふしんぢう
)
とせめられるに、何なりと
仰
(
おつ
)
しやれ
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
惶(あは)の例文をもっと
(2作品)
見る
あわた
(逆引き)
良吉の帰っている間入学試験の準備を
怠
(
おこた
)
っていたので、もはや小説など
読耽
(
よみふけ
)
ってはいられなかった。上京までの日数を数えると心が
惶
(
あわた
)
だしかった。
入江のほとり
(新字新仮名)
/
正宗白鳥
(著)
惶(あわた)の例文をもっと
(2作品)
見る
惶
漢検1級
部首:⼼
12画
“惶”を含む語句
愴惶
恐惶
驚惶
匇惶
蒼惶
恐惶謹言
大恐惶
誠惶誠恐
惶々
恐惶頓首
惶急
誠恐誠惶
臣誠惶誠恐死罪死罪
惶畏
惶根尊
惶根
惶懼
惶恐
倉惶
惶也
...
“惶”のふりがなが多い著者
フィオナ・マクラウド
樋口一葉
亀井勝一郎
江戸川乱歩
若山牧水
中島敦
正宗白鳥
南方熊楠
幸田露伴
木暮理太郎