“もくへん”の漢字の書き方と例文
語句割合
木片100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「行こうじゃないか。見に行こうじゃないか。どんなだろう。きっと古い木だね。」私は冬によくやる木片もくへんを焼いて髪毛かみのけこするとごみを吸い取ることを考えながら云いました。
鳥をとるやなぎ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「そんぢやおめえさんもうものにや不自由ふじいうなしでえゝな」ばあさんはうらやましさうにいつた。さうしてちひさな木片もくへんいれためもつあさきたなふくろ草刈籠くさかりかごからした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その秘術というは、なんでも木片もくへんをナイフでけずって、小楊子こようじみたいなものを造り、それを叩いて「動け!」というと、その木屑が、ちあがってヒョックリ、ヒョックリ躍り出す。
人造物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)