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需要
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じゅよう
ふりがな文庫
“
需要
(
じゅよう
)” の例文
実は会社は世の
有為
(
ゆうい
)
なる青年に向かって入ってくれと頼むようにも思われる、いわゆる
需要
(
じゅよう
)
と
供給
(
きょうきゅう
)
との相互に応じ合ったことである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
どこへ
需要
(
じゅよう
)
されてゆくのか、古道具屋の
塵
(
ちり
)
に
埋
(
うずま
)
ったまま永年一朱か一
歩
(
ぶ
)
でも買手のなかった鈍刀や
錆槍
(
さびやり
)
までが、またたく間に影を潜めてしまった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして蝸牛の
需要
(
じゅよう
)
は秋から冬にかけてであるため、その頃になると蝸牛は土の中にもぐってしまうから、養殖者は
丁度
(
ちょうど
)
芋
(
いも
)
を掘るように木の棒で掘り出さなければならない。
異国食餌抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
まず
生
(
なま
)
の
乳汁
(
ちち
)
が飲めるようになり、
家禽
(
かきん
)
が毎日卵を生む、これほどけっこうなことはないのだが、さて一
得
(
とく
)
あれば一
失
(
しつ
)
ありで、乳汁や卵ができると急に砂糖の
需要
(
じゅよう
)
がはげしくなる
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
この
事業
(
じぎょう
)
にして果たして社会に必要あるものならば、それ相応の
需要
(
じゅよう
)
が
顕
(
あらわ
)
れて、この会社も相応に
繁昌
(
はんじょう
)
し、その結果相応の利益を得る。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
経済学者に言わすれば、これ
需要
(
じゅよう
)
供給
(
きょうきゅう
)
の然らしむるところと、
大雑把
(
おおざっぱ
)
に一言で解決するであろうが、これを個人々々の場合に当て
嵌
(
は
)
めると、人の問題は死んだ
物件
(
ぶっけん
)
の需要供給とは大いに
異
(
ちが
)
う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“需要”の意味
《名詞》
個人や企業などの経済主体が、商品などを購入しようとする欲望の総量。
(context、slang)必要とすること。見たり聞いたり相手をしたりしたくなること。
(出典:Wiktionary)
需
常用漢字
中学
部首:⾬
14画
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“需”で始まる語句
需
需用