“乳汁”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちち33.3%
ちゝ25.0%
ちしる16.7%
にゅうじゅう16.7%
チシル8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“乳汁”を含む作品のジャンル比率
言語 > 日本語 > 語源 意味25.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
社会科学 > 教育 > 社会教育11.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
殊に笑うべきは、天主教のアキレスとネレウス二尊者の頭顱されこうべ各五箇ずつ保存恭拝され、欧州諸寺に聖母マドンナ乳汁ちち
小さな両手でて揉み立て吸出すと、甘いあったかな乳汁ちち滾々どくどくと出て来て、咽喉のどへ流れ込み、胸をさがって
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
主人は髭の伸びた、まだ乳汁ちゝの附いてゐる赤い口をしてゴルゴオに接吻する。都の手振は忘れ、葱の香には構はなくなつてゐる。そんな時は無言のルカスが片隅で泣いてゐる。
「泊つて行きなはるか。……久し振りや、阿母おかあさんの乳汁ちゝ可味おいしおますで。」と千代松は微笑みつゝ言つて、背後うしろすくんでゐる竹丸を母の前へ引き出さうとした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
汝はドメニカに育てられ、「ジエスヰタ」派の學校に人となりて、その血中には山羊やぎ乳汁ちしる雜れり。
ここに𧏛貝比賣きさげ集めて、蛤貝比賣待ちけて、おも乳汁ちしると塗りしかばうるはしき壯夫をとこになりて出であるきき。
人間も初めのうちはやはり地から生まれ、そうして地の細孔から滲出しんしゅつする乳汁にゅうじゅうによって養われていた。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
左の足を乳牛にゅうぎゅうむねあたりまでさし入れ、かぎの手にった右足のひざにバケツを持たせて、かた乳牛にゅうぎゅうのわきばらにつけ、手も動かずからだも動かず、乳汁にゅうじゅうたきのようにバケツにほとばしる。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
オモ乳汁チシルや貝殻がやけどを癒したのは、まじなひに籠りさうだが、実は、正当な薬物療法で、クシを其最いやちこな効果を持つもの、と考へてゐた、くする(くす——くし)と言ふ行ひであつたと思ふ。
まじなひの一方面 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)