“請求”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいきゅう41.7%
せいきう16.7%
たのみ16.7%
せいきゆう8.3%
たのま8.3%
ねだ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バルブレンはわたしをこれから村長のうちへれて行って、村長から孤児院こじいんに向かって、わたしをうちへく代わりに養育料よういくりょう請求せいきゅうしてもらうつもりだと言った。
まへばんに、ちゝ宗助そうすけんで、宗助そうすけ請求せいきうどほり、普通ふつう旅費りよひ以外いぐわいに、途中とちゆうで二三にち滯在たいざいしたうへ京都きやうといてからの當分たうぶん小遣こづかひわたして
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
悪い請求たのみをさへすらりと聴て呉れし上、胸に蟠屈わだかまりなく淡然さつぱり平日つねのごとく仕做しなされては、清吉却つて心羞うらはづかしく、どうやら魂魄たましひの底の方がむづ痒いやうに覚えられ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
やがて、その商人あきうどは、やう/\のことでもと天竺てんじくにあつたのをもとめたといふ手紙てがみへて、皮衣かはごろもらしいものをおくり、まへあづかつた代金だいきん不足ふそく請求せいきゆうしてました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
「ですから、今の処、とても私一人の腕で三人はやりきれない! 小石川の方へも左迄は請求たのまれないもんですから、お梅だけは奉公に出すことにして、丁度一昨々日さきおととい先方むこうへ行きましたの。」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
其位のことで勘免かんべんして呉れたのは、実に難有い。早速阿爺おやぢの方へ請求ねだつてやつたら、阿爺も君、非常に喜んでね、自身で長野迄出掛けて来るさうだ。いづれ、其内には沙汰があるだらうと思ふよ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)