“要求”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようきゅう31.6%
えうきう26.3%
のぞみ15.8%
えいきう5.3%
もと5.3%
もとめ5.3%
ようきう5.3%
デマンド5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「諸君はかれらの凶悪きょうあくさを知らないのだ、もし諸君がかれらに修繕器具を貸してやれば、かれらはそのつぎに諸君の食料を要求ようきゅうするだろう」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しか卯平うへい老衰らうすゐやうやくのことでけたこゝろそこわだかまつた遠慮ゑんりよ性來せいらい寡言むくちとで、自分じぶんから要求えうきうすることは寸毫すんがうもなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
二人は又接穂つぎほなさに困つた。そして長い事もだしてゐた。吉野はう顔のほてりも忘られて、酔醒よひざめの佗しさが、何がなしの心の要求のぞみと戦つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
煎餅せんべいくんねえか」と要求えいきうした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
愛は完全を要求もとめる点で、ほぼ芸術と同じであった。占有出来ないということは、愛する人の身にとって、堪え難いほどの苦痛であった。で、家斉はどうがなして、お杉の秘密を知ろうとした。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
我は行歩あゆみ要求もとめに從ひ再び身をなほくせり、たゞわが思ひはもとのごとく屈みてかつ低かりき 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
が、まけきらひでもあつたし、またさうなると、今までの力の報いられなかつた悔しさから、成功せいこうへの要求ようきうぎやくつよくなつた。
牛の耳を切り取ってベルモントへれという観衆の要求デマンドである。