“もとめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
32.4%
24.3%
求馬21.6%
求女8.1%
2.7%
要求2.7%
2.7%
購求2.7%
購買2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第三号には、硯友社員ではないらしいが露の屋尾花という人の改名披露が載っておる。「今般去る貴婦人のもとめに応じグットつやッぽく露の家尾花と改号」
すぎとし北国より人ありてこぶしの大さの夜光やくわうの玉あり、よく一しつてらす、よきあたひあらばうらんといひしかば、即座そくざに其人にたくしていはく、其玉もとめたし
文学士小林庄次郎氏も亡くなつた。史料編纂官の藤田明氏も亡くなつた。女子高等師範の須藤求馬もとめ氏も亡くなつた。文部編修官の重田しげた定一氏も亡くなつた。
御影みかげ求女もとめ塚にふみとどまッて、脇屋義助そのほかと共に、いちどはずいぶん烈しい反転をみせ、さすが新田党らしい死力も再三ふるッて来たが、多くはすでに戦意を失っており、義貞もついに
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なほ古きものにも見ゆべけれど、さのみはもとめず。のちのものには室町殿むろまちどの営中えいちゆうの事どもを記録きろくせられたる伊勢家のしよには越後ぬのといふ事あまた見えたり。
我は行歩あゆみ要求もとめに從ひ再び身をなほくせり、たゞわが思ひはもとのごとく屈みてかつ低かりき 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それにもかかわらず、かつて一般に行うたらしい痕跡は、妻覓ツマヽぎに該当する「とじ・かめゆん」(妻捜す)「とじ・とめゆん」(妻もとめる)などいう語で、結婚する意を示すことである。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「えゝ奥様はお出でゞございましょうか。手前は苦学生でございますが、何かお石鹸シャボン香水の類に御用がございましたらお購求もとめを願います。」
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
かく購買もとめて置きましょう。金剛石ダイヤ一つだけ取り外して頸飾にしても立派ですわ」
木乃伊の耳飾 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)