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求
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もとめ
ふりがな文庫
“
求
(
もとめ
)” の例文
保は枳園の
求
(
もとめ
)
に応じて、新聞社に紹介し、二、三篇の文章を社に交付して置いて、十二日にまた社用を帯びて遠江国浜松に往った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
過
(
すぎ
)
し
年
(
とし
)
北国より人ありて
拳
(
こぶし
)
の大さの
夜光
(
やくわう
)
の玉あり、よく一
室
(
しつ
)
を
照
(
てら
)
す、よき
価
(
あたひ
)
あらば
売
(
うら
)
んといひしかば、
即座
(
そくざ
)
に其人に
托
(
たく
)
して
曰
(
いはく
)
、其玉
求
(
もとめ
)
たし
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
理屈
(
りくつ
)
を
申
(
まう
)
すぢやありません、
私
(
わたくし
)
の
越權
(
えつけん
)
は
私
(
わたくし
)
が
責任
(
せきにん
)
を
負
(
お
)
ひます。
貴下
(
あなた
)
は
信
(
しん
)
じませんか、
今
(
いま
)
現
(
げん
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
が
救助
(
きゆうじよ
)
を
求
(
もとめ
)
て
居
(
を
)
るのを。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
瞋恚
(
しんい
)
の念が、洗われた惟念の心には、枯淡な
求
(
もとめ
)
の道の思いしか残っていなかった。長い長い敵討の旅の生活が、別人の生涯のようにさえ思われはじめた。
仇討三態
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
權勢家
(
けんせいか
)
某
(
なにがし
)
といふが居て
此
(
この
)
靈妙
(
れいめう
)
を
傳
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
き、一
見
(
けん
)
を
求
(
もとめ
)
に
來
(
き
)
た、
雲飛
(
うんぴ
)
は
大得意
(
だいとくい
)
でこれを
座
(
ざ
)
に
通
(
とほ
)
して石を見せると、
某
(
なにがし
)
も大に
感服
(
かんぷく
)
して
眺
(
ながめ
)
て居たが
急
(
きふ
)
に
僕
(
ぼく
)
に
命
(
めい
)
じて石を
擔
(
かつ
)
がせ
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
彼等
(
かれら
)
は
自分
(
じぶん
)
で
田畑
(
たはた
)
が
忙
(
いそが
)
しい
時
(
とき
)
にも
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
に
追
(
おは
)
れる
食料
(
しよくれう
)
を
求
(
もとめ
)
る
爲
(
ため
)
に
比較的
(
ひかくてき
)
收入
(
みいり
)
のいゝ
日傭
(
ひよう
)
に
行
(
ゆ
)
く。
百姓
(
ひやくしやう
)
といへば
什麽
(
どんな
)
に
愚昧
(
ぐまい
)
でも
凡
(
すべ
)
ての
作物
(
さくもつ
)
を
耕作
(
かうさく
)
する
季節
(
きせつ
)
を
知
(
し
)
らないことはない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
けだし欧羅巴諸国の和解をなせしは希臘国の
求
(
もとめ
)
に応じたるなり。〈同五百廿八葉〉
「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)
(新字新仮名)
/
ロバート・フィリモア
(著)
一月八日に保は東京博文館の
求
(
もとめ
)
に応じて履歴書、写真並に文稿を寄示した。これが保のこの
書肆
(
しょし
)
のために書を
著
(
あらわ
)
すに至った
端緒
(
たんちょ
)
である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
過
(
すぎ
)
し
年
(
とし
)
北国より人ありて
拳
(
こぶし
)
の大さの
夜光
(
やくわう
)
の玉あり、よく一
室
(
しつ
)
を
照
(
てら
)
す、よき
価
(
あたひ
)
あらば
売
(
うら
)
んといひしかば、
即座
(
そくざ
)
に其人に
托
(
たく
)
して
曰
(
いはく
)
、其玉
求
(
もとめ
)
たし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
大島老人
(
おほしまらうじん
)
の
病床
(
びやうしやう
)
に
侍
(
じ
)
して、
最後
(
さいご
)
の
教訓
(
けうくん
)
を
彼
(
かれ
)
が
求
(
もとめ
)
た
時
(
とき
)
、
老人
(
らうじん
)
は
靜
(
しづ
)
かに
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
雪中の熊は右のごとく
他食
(
たしよく
)
を
求
(
もとめ
)
ざるゆゑ、その
胆
(
きも
)
の
良功
(
りやうこう
)
ある事夏の胆に
比
(
くらぶ
)
れば百
倍
(
ばい
)
也。我国にては、●
飴胆
(
あめい
)
●
琥珀胆
(
こはくい
)
●
黒胆
(
くろい
)
と
唱
(
とな
)
へ色をもつてこれをいふ。
琥珀
(
こはく
)
を上
品
(
ひん
)
とし、黒胆を下品とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
他国
(
たこく
)
の
旅人
(
たびゝと
)
などは
怖
(
おそ
)
る/\
移歩
(
あしをはこび
)
かへつて
落
(
おつ
)
る
者
(
もの
)
あり、おつれば雪中に
身
(
み
)
を
埋
(
うづ
)
む。
視
(
み
)
る人はこれを
笑
(
わら
)
ひ、
落
(
おち
)
たるものはこれを
怒
(
いか
)
る。かゝる
難所
(
なんじよ
)
を作りて他国の
旅客
(
りよかく
)
を
労
(
わづら
)
はしむる事
求
(
もとめ
)
たる
所為
(
しわざ
)
にあらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
求
常用漢字
小4
部首:⽔
7画
“求”を含む語句
要求
請求
誅求
蒙求
求食
買求
購求
求道
求婚
求道者
欲求
哀求
相求
苛斂誅求
強求
希求
追求
欣求
求馬
冉求
...