“買求”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいもと37.5%
かひもと25.0%
かひもとむ25.0%
かひもとめ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「有難うございます。笠も新しく買求かいもとめまして、すべて旅の用意も整いました。春の曙に乗じ心も軽く気も晴れやかに旅立つ事でございます。」
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
親の如くに尊敬うやまひかりにも其意にそむく事なく五節句其外何事によらず自分が門弟中より申受たる金子有時は兄半作へつかはして田地でんぢ田畑でんばた買求かひもとめさせ兄半作の身代を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
くさかるかまをさへ買求かひもとむるほどなりければ、火のためまづしくなりしに家をやきたる隣家りんかむかひて一言いちごんうらみをいはず、まじはしたしむこと常にかはらざりけり。
知られる樣になる斯の如くして馴染なじみが出來るとくづを買求かひもとめらるゝなりさうさへすると先々で何時いつものくづ屋さんがきたから最早申刻なゝつどきならん夕膳ゆふぜんの支度を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)