“買調”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいととの50.0%
かひとゝの16.7%
かいそろ16.7%
かいとゝの16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とて彼方あっちいって茶屋で飲食のみくいしようと云うことは叶わぬから、例の通り前の晩に魚の残物ひけものを買て来て、そのほか、氷豆腐だの野葉物やさいものだの買調かいととのえて、朝早くから起きて怱々そうそうに拵えて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
買調かひとゝのへたる故其小間物は一たん取上物とりあげものと成しが今度彦兵衞へ下さるゝなり然上しかるうへは右五十兩并に利息りそく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
途中で釣の道具を買調かいそろえて、乃公は可成なるべく水の静かな処に陣取って、釣魚つりを始めた。二三箇所試したが、流が早いからなんにも釣れない。それで乃公はだんだん上の方へ行った。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
上下かみしもから小袖まで相当のものを買調かいとゝのえなければなりません、けれども若旦那のお買物に多分にかゝりますので、自分の支度金どころではありません