“買冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいかぶ50.0%
かひかぶ33.3%
かいかぶり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
意訳すると豪胆、勇壮、この上なしの偉人という名前なんだから、大抵の奴が眼をわしたね。最小限華族ヤンパンぐらいには、到る処で買冠かいかぶられたもんだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ひげするんではない、吾身わがみいやしめるんだ、うすると先方むかうでは惚込ほれこんだと思ふから、お引取ひきとり値段ねだんをとる、其時そのとき買冠かひかぶりをしないやうに、掛物かけものきずけるんだ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
何事に限らずわが言ふ処まじめの議論と思給はばとんでもなき買冠かいかぶりなるべし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)