“買取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいと50.0%
かひと25.0%
かいとっ12.5%
かひとり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泯汰脳ミンダネオ土蛮どばんが船に積んで、売りに参つた日本人を、三年さき買取かいとつて、現に下僕かぼくとして使ひまする。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
また輸出時期ゆしゆつじきであるから輸出手形ゆしゆつてがた買取かひとる、うすれば一ぱうからへば爲替かはせ急激きふげきなる騰貴とうきふせぐことが出來できる、爲替かはせ急激きふげきなる騰貴とうきふせれば
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
長局ながつぼねを書生部屋にして、お足らぬ処は諸方諸屋敷の古長屋を安く買取かいとって寄宿舎を作りなどして、にわかに大きな学塾に為ると同時に入学生の数も次第に多く
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
買取かひとりるに同じく漏居もれゐければ十兵衞不審いぶかりながら立歸りしが其夜に至り子息せがれ庄左衞門逐電ちくでんせし事を始て聞知り切齒はがみを爲て怒り歎きしが夜中に書置かきおき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)