“土蛮”の読み方と例文
旧字:土蠻
読み方割合
どばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泯汰脳ミンダネオ土蛮どばんが船に積んで、売りに参つた日本人を、三年さき買取かいとつて、現に下僕かぼくとして使ひまする。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
可恐おそろし黄金蛇こがねへびの、カラ/\とふ時は、土蛮どばんでさへ、誰も皆耳をふさぐ……其の時にはうか知らない……そんな果敢はかない、一生奴隷どれいに買はれた身だのに、一度も泣いた事を見ないと云ふ
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)