“どばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土蛮25.0%
土蠻25.0%
土版25.0%
土蕃25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泯汰脳ミンダネオ土蛮どばんが船に積んで、売りに参つた日本人を、三年さき買取かいとつて、現に下僕かぼくとして使ひまする。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
可恐おそろし黄金蛇こがねへびの、カラ/\とふ時は、土蛮どばんでさへ、誰も皆耳をふさぐ……其の時にはうか知らない……そんな果敢はかない、一生奴隷どれいに買はれた身だのに、一度も泣いた事を見ないと云ふ
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
泯汰腦ミンダネヲ土蠻どばんふねんで、りにまゐつた日本人につぽんじんを、三ねんさき買取かひとつて、げん下僕かぼくとして使つかひまする。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
深夜しんやに、可恐おそろし黄金蛇こがねへびの、カラ/\とときは、土蠻どばんでさへ、だれみなみゝふさぐ……ときにはうからない……そんな果敢はかない、一生いつしやう奴隷どれいはれただのに、一いたことないと
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
土版どばん完全くわんぜんちか土器どきなど、ごろ/\ころがりし、磨製石斧ませいせきふなどは、いくらでもつた。
若い土蕃どばんが女を生捕りに出陣するときのあの雄叫おたけびを、声だけ抜いてもらした表情ではないか。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)