“買手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かひて60.0%
かいて40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
買手かひてにもるだらうが、賣手うりてにもるんだよ。いくら名畫めいぐわだつて、おれつてゐたぶんには到底たうていさうたかれつこはないさ。しかし七ゑんや八ゑんてえな、あんまやすやうだね
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
輸入ゆにふするくに貨幣くわへいでの買値かひね段々だん/\低落ていらくするのであるから買手かひてやすくなるわけである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
だから彼女に接する者は、買う客のほうが「買手かいてども」と呼ばれ、才色を売る彼女のほうは「太夫様」と称されていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悪い買手かいてと同じように