“かいて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
買人60.0%
買手20.0%
掻手10.0%
顧客10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三十円の十姉妹が五厘という下落相場、それも買人かいてなし貰人もらいてもなしで、山に放ち野に放ちであるそうな、先日大阪から飛行機に乗って上京した柳屋主人の談が面白い
飛び出した城之介声もかけず、鮮やか鮮やか棒の手だ、「掻手かいて」というやつ、払いあげた。ワッという悲鳴、ころがり落ちると、両手を上げて頭の鉢、かかえたまんまで動かない。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一度手に入れた顧客かいて、またもちぬしが、人づてに、あるいは自分に、一度必ず品を返す。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)