“作物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくぶつ60.0%
さくもつ25.5%
さくもの3.6%
つくりもの3.6%
さく1.8%
もの1.8%
わざもの1.8%
ツクモ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまりその作物さくぶつ背景はいけいになつてゐるものをのみこんで、しんうたなり俳句はいくなりをあぢはるといふことが、どうしても必要ひつようなのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
暴風雨の朝、はたけ作物さくもつも吹き荒され、万目まんもく荒寥こうりょうとして枯れた中に、ひとり唐辛子の実だけが赤々として、昨日に変らず色づいているのである。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
これは若草の親の作で、女の身嗜みだしなみだと云って、小刀には余程大きい、合口にはっと小さいが作物さくものでございます。
どうしたというのだろう、作物つくりものの象の胸先が大輪の牡丹ぼたんの花ほどに濡れ、そこから血が赤く糸をひく。
今は成り果てて仕舞ひました、何だだと取られるものは多くなる、れる作物ものに変りは無い、其れで山へも入ることがならねい、草も迂濶うつかりることがならねい、小児こどもは学校へらにやならねい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
受て省愼置事たしなみおくこと天晴あつぱれの心懸なりと思はれ又其儘元の通りに仕舞てそれより大小二こし九寸五分まで能々よく/\改めらるゝにいづれも天晴れの作物わざものにして尋常の武士さぶらひの所持し難き程の道具なり因て越前守殿彌々いよ/\かんじられお政へ向ひ其方をつと文右衞門が無實の罪にて入牢じゆらう致せしとは如何なる事なるや一々申立よとありしにお政は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つくもには、采女・巫女たちの神室の作物ツクモする髪を言うたのか。