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つくりもの
ふりがな文庫
“つくりもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
作物
50.0%
造物
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
作物
(逆引き)
どうしたというのだろう、
作物
(
つくりもの
)
の象の胸先が大輪の
牡丹
(
ぼたん
)
の花ほどに濡れ、そこから血が赤く糸をひく。
平賀源内捕物帳:山王祭の大像
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
小親の牛若さこそとならば、いまに見よ、われ
癒
(
い
)
えなば、
牡丹
(
ぼたん
)
の
作物
(
つくりもの
)
蔽い囲む
石橋
(
しゃっきょう
)
の上に立ちて、
丈
(
たけ
)
六尺なるぞ、得意の
赤頭
(
あかがしら
)
ふって見せむ。さらば牛若を思いすてて、わが良き児とやならむずらむ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
つくりもの(作物)の例文をもっと
(2作品)
見る
造物
(逆引き)
又は
造物
(
つくりもの
)
、
床几
(
しょうぎ
)
等を出したり入れたり
按配
(
あんばい
)
したりする加減に注意するので、そんな仕事のない能では、初めからしまいまで唯座っているきりである。
能とは何か
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
春秋
(
はるあき
)
の
花
(
はな
)
紅葉
(
もみぢ
)
對
(
つゐ
)
にして
揷
(
さ
)
す
簪
(
かんざし
)
の
造物
(
つくりもの
)
ならねど
當座
(
たうざ
)
の
交際
(
つきあひ
)
姿
(
すがた
)
こそはやさしげなれ
智慧
(
ちゑ
)
宏大
(
くわうだい
)
と
聞
(
き
)
くは
此人
(
このひと
)
すがりて
見
(
み
)
ばやとこれも
稚氣
(
をさなげ
)
さりながら
姿
(
すがた
)
に
知
(
し
)
れぬは
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
笑
(
わら
)
ひものにされなばそれも
恥
(
はづ
)
かし
何
(
なに
)
とせんと
思
(
おも
)
ふほど
兄弟
(
きやうだい
)
ある
人
(
ひと
)
羨
(
うらや
)
ましくなりてお
兄樣
(
あにいさま
)
はおやさしいとかお
前
(
まへ
)
さま
羨
(
うらや
)
ましと
口
(
くち
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
つくりもの(造物)の例文をもっと
(2作品)
見る
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