“さくもつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
作物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはその田地が単に作物を生育しておらぬだけの意味でなく、翌年の作物さくもつを生育する力を増殖ぞうしょくするために休むのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
何故人間が除草くさとり器械にならねばならぬか。除草は愚だ、うつちやつて草と作物さくもつの競争さして、全滅とも行くまいから残つただけを此方に貰へば済む。
草とり (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
その故郷こきょう父親ちちおやからひさしぶりに便たよりがありました。今年ことしなつは、ひじょうにあつかったかわりに、作物さくもつがよくできて、むらは、景気けいきがよく、みんながよろこんでいる。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)