作物つくりもの)” の例文
どうしたというのだろう、作物つくりものの象の胸先が大輪の牡丹ぼたんの花ほどに濡れ、そこから血が赤く糸をひく。
小親の牛若さこそとならば、いまに見よ、われえなば、牡丹ぼたん作物つくりもの蔽い囲む石橋しゃっきょうの上に立ちて、たけ六尺なるぞ、得意の赤頭あかがしらふって見せむ。さらば牛若を思いすてて、わが良き児とやならむずらむ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)