“身嗜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みだしな83.3%
みだしなみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの人々の身嗜みだしなみは、約十二か月ないし十八か月前にはこの上なく上品ボン・トンであったものの正確な模写であるように、私には思われた。
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
むしろ身嗜みだしなみで不器量をカムフラージュしているという方だ。僕はその女を認めると、つかつかと傍によって、ちょっとサインをした。
獏鸚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人知らずカッと上気せしも、ひとえ身嗜みだしなみばかりにはあらず、勿体もったいなけれど内内ないない可愛かわゆがられても見たき願い、悟ってか吉兵衛様の貴下あなたとの問答、婚礼せよせぬとの争い
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
先生のには花の包みがあり、身嗜みだしなみのいい、小柄な姿はりんとしたものがあった。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)