“日傭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよう60.7%
ひやとい21.4%
ひやと10.7%
ひでま7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐性がないばかりに日傭ひよう取にまで身を落し、好きな尺八一管を友に、溝口屋の裏に住んで見る影もなく生きてゐる馬吉だつたのです。
ようやくのことでわずかの畠などを作らせてもらい、その他は日傭ひやといとか手伝とかの収入をもって生計を補充し、よく貞操を守って子どもの一人役になるまで
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日本へかへつたら、何も彼も昔の生活をきれいにして、君と二人で、日傭ひやとひ人夫でもして生きようなンて云つて……
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
僅かばかりの田圃を小作しているのであったが、それだけではどうにも暮らしがつかないので、伝平はよく日傭ひでまに出された。
(新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)