“日傭賃”の読み方と例文
読み方割合
ひようちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予め心積りをしていた払いの外に紺屋や、樋直し、按摩賃、市公いちこう日傭賃ひようちんなどが、だいぶいった。病気のせいで彼はよく肩が凝った。で、しょっちゅう按摩を呼んでいた。
窃む女 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
しかし醤油賭のまきぞえを食って、七日分の日傭賃ひようちんも親方から借出されてしまってある。当座の小遣こづかいだけでも持たずには、まさか、この裸一貫で、何処へ行って何をしようもない。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)