“日傭取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひようとり82.1%
ひようと14.3%
ひやとい3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐性がないばかりに日傭取ひようとりにまで身を落し、好きな尺八一管を友に、溝口屋の裏に住んで見る影もなく生きている馬吉だったのです。
ほとんど日傭取ひようとり同様の臨時雇いになり、市中の電気器具店廻りをしていたが、ふと蒔田が同郷の中学の先輩で、その上世話好きの男なのにほだされ
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
花売の娘も同じこと、いずれも夜が明けると富山の町へ稼ぎに出る、下駄の歯入、氷売、団扇売、土方、日傭取ひやといなどが、一廓をした貧乏町。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)