“日取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひどり60.0%
ひど40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉天でも危うく高い所へ乗せられるところを、一日日取ひどりが狂ったため、いかな橋本にも、君頼まれたときにはやってやるべきだよを繰返す余地がなかった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ウム、堂々たるものだ。その広言を、きっと聞き取っておこう。——然らば武蔵、望みの日取ひどりは」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わしに、御岳みたけ軍学大講会ぐんがくだいこうえ総奉行そうぶぎょうを申しつくるというご沙汰さた。それと、ご評議ひょうぎ結果けっか日取ひどりその事項じこう決定けっていあいなったお知らせである
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神田川かんだがわの方に船宿ふなやどがあって、日取ひどり即ち約束の日には船頭が本所側の方に舟を持って来ているから、其処そこからその舟に乗って、そうして釣に出て行く。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)