老妓抄ろうぎしょう
平出園子というのが老妓の本名だが、これは歌舞伎俳優の戸籍名のように当人の感じになずまないところがある。そうかといって職業上の名の小そのとだけでは、だんだん素人の素朴な気持ちに還ろうとしている今日の彼女の気品にそぐわない。 ここではただ何とな …
作品に特徴的な語句
こご 退すさ ため もや がたき あせ つよ 襁褓おむつ くび 乾物ほしもの もぐ つく ほう うつ 蘆洲あしず にくし なま かわ きずつ 相応ふさ たく おさ 紙凧かみだこ なじ いや 柚木ゆき 嬌態きょうたい ほだ こす 微醺ほろよい つかま 莨入たばこい さいな あわれ おぼ うらやま まく つね 抱妓かかえっこ 肝煎きもい てい 莨盆たばこぼん 狡猾こうかつ 界隈かいわい 疏通そつう 白粉おしろい しわ 目星めぼし 矩形くけい 硝子ガラス 磊落らいらく 突襟つきえり くぼ うかが かんざし くじ かて 素人しろうと 綾瀬あやせ すべ 縮緬ちりめん まと 聯想れんそう さかな なめ 辟易へきえき 遮断しゃだん 醗酵はっこう こて かね かま 附纏つきまと 陥穽かんせい 雛妓おしゃく もや あめ かび 鷹揚おうよう うなぎ びん 馴染なじみ あご くび しき 軽蔑けいべつ
題名が同じ作品
老妓抄 (新字新仮名)岡本かの子 (著)