『老妓抄（ろうぎしょう）』

平出園子というのが老妓の本名だが、これは歌舞伎俳優の戸籍名のように当人の感じになずまないところがある。そうかといって職業上の名の小そのとだけでは、だんだん素人の素朴な気持ちに還ろうとしている今日の彼女の気品にそぐわない。 ここではただ何とな …

著者	岡本かの子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「中央公論」1938（昭和13）年11月号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約32分（500文字/分）
朗読目安時間	約53分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

検（ため） 退（すさ） 女（め） 燻（く） 繋（もや） 仇（がたき） 焦（あせ） 襁褓（おむつ） 乾物（ほしもの） 呆（ほう） 度（た） 弾（はず） 或（あるい） 抽（ひ） 撮（うつ） 艶（なま） 削（そ） 喫（す） 圏（わ） 妬（や） 嫉妬（やきもち） 微醺（ほろよい） 抓（つね） 抱妓（かかえっこ） 捲（まく） 掴（つかま） 柚木（ゆき） 滑（なめら） 病鶏（やみどり） 相応（ふさ） 絆（ほだ） 羨（うらやま） 考（かんがえ） 肝煎（きもい） 舷（ふなべり） 苛（さいな） 莨入（たばこい） 菖蒲（しょうぶ） 蒲団（ぶとん） 蘆洲（あしす） 衝（う） 詰（なじ） 靭（つよ） 一揆（いっき） 一途（いちず） 一重（ひとえ） 丁寧（ていねい） 上瞼（うわまぶた） 不精（ぶしょう） 乍（なが） 介添（かいぞえ） 佇（たたず） 保（も） 俥（くるま） 俯向（うつむ） 倚（よ） 儲（もう） 其処（そこ） 凭（もた） 初午（はつうま） 刹那（せつな） 剰（あま） 叩（たた） 合歓（ねむ） 喋舌（しゃべ） 喘（あえ） 嘗（な） 執成（とりな） 堅気（かたぎ） 女将（おかみ） 姐（ねえ） 婿（むこ） 媚（こ） 媚態（びたい） 嫉妬（しっと） 嬲（なぶ） 宥（なだ） 寛（くつろ） 展（ひら） 屡々（しばしば） 嵌（は） 嵩（かさ） 嵩張（かさば） 市楽（いちらく） 度々（たびたび） 復習（さらい） 怪（け） 恰幅（かっぷく） 惚（ほ） 慄（ふる） 態（てい） 憇（いこ） 我儘（わがまま） 把（と） 折衷（せっちゅう） 拗（す） 括（くく） 拵（こしら） 掠（かす） 措（お）

題名が同じ作品

老妓抄 （新字新仮名）／ 岡本かの子 （著）