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恰幅
ふりがな文庫
“恰幅”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かっぷく
80.7%
かつぷく
19.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かっぷく
(逆引き)
と、
揉手
(
もみで
)
をするのです。筋肉質の確りした中老人で、柔弱だったという伜の菊次郎に此べて、これはまた、武家あがりと言った
恰幅
(
かっぷく
)
です。
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ちらりとFさんの
恰幅
(
かっぷく
)
のいい肩が見え、その陰からまたしても
閃
(
ひら
)
めくやうに、姉さまの白い顔がこちらを振り返つたやうな気がしました。
死児変相
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
恰幅(かっぷく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かつぷく
(逆引き)
「でせう。血だらけの羽織と匕首、それに重い
渾天儀
(
こんてんぎ
)
の臺を持上げて、そんなものを隱すのは、
恰幅
(
かつぷく
)
の良い狩屋三郎でも無きや——」
銭形平次捕物控:259 軍学者の妾
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、如何なる豪傑にもせよ、子爵後藤新平なるものは
恰幅
(
かつぷく
)
の好い、鼻眼鏡をかけた、時々哄然と笑ひ声を発する、——兎に角或制限の中にちやんとをさまつてゐる人物である。
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
恰幅(かつぷく)の例文をもっと
(17作品)
見る
“恰幅”の意味
《名詞》
恰幅(かっぷく)
身体の格好。体つき。
(出典:Wiktionary)
恰
漢検準1級
部首:⼼
9画
幅
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“恰”で始まる語句
恰好
恰
恰度
恰当
恰腹
恰形
恰服
恰々
恰人
恰好事
“恰幅”のふりがなが多い著者
林不忘
佐々木邦
野村胡堂
橘外男
吉川英治
ニコライ・ゴーゴリ
ワシントン・アーヴィング
梅崎春生
水上滝太郎
佐々木味津三