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恰腹
ふりがな文庫
“恰腹”の読み方と例文
読み方
割合
かっぷく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かっぷく
(逆引き)
と云うのは、小道具掛りの中に、たしか今里銀五郎とかいった、
恰腹
(
かっぷく
)
のいい、顔中切り傷だらけの男がいたっけね。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
客のうちで
赭顔
(
あからがお
)
の
恰腹
(
かっぷく
)
の好い男が
仕手
(
して
)
をやる事になって、その隣の貴族院議員が
脇
(
わき
)
、父は主人役で「娘」と「男」を
端役
(
はやく
)
だと云う訳か二つ引き受けた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼の顔色とその巨きな
恰腹
(
かっぷく
)
を見るとみな気が
鎮
(
しず
)
まった。信玄は呼びたてていた。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恰腹(かっぷく)の例文をもっと
(3作品)
見る
恰
漢検準1級
部首:⼼
9画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“恰”で始まる語句
恰好
恰
恰度
恰幅
恰当
恰形
恰服
恰々
恰人
恰好事
“恰腹”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
夏目漱石
吉川英治