“端役”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやく95.2%
フイギユラント4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙屋のほうもやはり、一八七一年の大活劇にちょっと端役はやくをつとめたことがあった。でも見たところそういう人物だとは思えなかった。
母親は最後の教訓に「いつまでも端役はやくでゐるやうに、又善良でゐるやうに」と言つた。娘は今でもこの教訓通り、善良な端役フイギユラントに終始してゐる。
母親は最後の教訓に「いつまでも端役はやくでゐるやうに、又善良でゐるやうに」と言つた。娘は今でもこの教訓通り、善良な端役フイギユラントに終始してゐる。
娘は父の名も知らなければ母の名も知らなかつた。しかも生活のみちと言つては唯せつせとオペラへ勤め、猿になつたり、悪魔になつたり、ほんの端役フイギユラントを勤めるだけだつた。