“はやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
端役74.1%
7.4%
破約7.4%
3.7%
3.7%
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母親は最後の教訓に「いつまでも端役はやくでゐるやうに、又善良でゐるやうに」と言つた。娘は今でもこの教訓通り、善良な端役フイギユラントに終始してゐる。
翌朝はやく大友は大東館を立った。大友ばかりでなく神崎や朝田も一緒である。見送り人の中にはお正も春子さんもいた。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「隆景のことばはもっともと思う。この際、破約はやくして、ふたたび秀吉を敵とすることは避けたい」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
流年 はやくはしるを嘆く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
殺害せつがいなしたるはお光なりとはゆめにも知ねど渠等かれら親子は其の朝より行衞ゆくゑ知ずに成しかばもしやと思ひ居たるにはやくも名乘て出るだんおどろき候外はなし就ては上のお慈悲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
... はやくして出来ます」小山の妻君「市中で売っている西洋菓子は大概シュークリームにケーキ類にターツ類とまっているようですが買ったターツの悪い品は脂濃あぶらっこくってモチモチして胸に持っていけませんね」
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)